志望企業から確実に内定をもらうためには、企業側からの評価が下がるかもしれない「やってはいけない行動・態度」をまず学んでおくことが必要です。この記事では、代表的なNG行動・態度を10個厳選しました。これらを意識することで、今後の面接でよりよい印象を企業側に与えられるようになるでしょう。
はじめに
NG行動・態度を具体的に紹介する前に、面接の概要について取り上げます。
面接の重要性
コミュニケーションをとることで学生の人となりがよくわかるため、面接は就活選考の中でも重要度が高いといわれています。人気企業の場合、内定獲得までに何度も面接を受けなければならないことも少なくありません。そのため、適切な面接対策をおこない、万全な状態で面接当日を迎えることが重要です。
面接対策の基本
面接は個人面接と集団面接の2種類に大きく分けられますが、どのような内容・回数が指定されるかは企業によって変わります。ただし大手企業は応募人数が多いため、集団面接が設けられるケースが多いようです。志望企業の面接予定をしっかり確認しておき、準備を進めましょう。
以下のページからは、面接の持ち物やマナーなどについて解説している記事にアクセスできます。ぜひあわせてご覧ください。
やってはいけない！NG行動・態度10選
ここからは、面接で避けるべきNG行動・態度を10個ご紹介します。これらに気を付けることで、重要な面接で失敗する可能性が低くなるでしょう。
1．声が小さい
面接の受け答えの声が小さすぎると、「やる気がない」「コミュニケーション能力が低い」と思われる恐れがあります。そのため、大きくハキハキとした声を意識するようにしましょう。
とくに、自信がない質問をされたときや、思ったような回答ができなかったときなどは、つい声が小さくなってしまいがちです。自分の緊張を抑える効果も期待できるので、なるべく相手が聞き取りやすいような声を出してみてください。
2．自己PRが上手く答えられない
自己PRとは、自分自身が企業側に伝えたいアピールポイントのことです。面接ではほぼ確実に尋ねられるため、自己PRが上手に回答できないと「準備不足な学生」という認識を持たれるかもしれません。回答の内容をよく考えておくだけでなく、スラスラと言葉が口から出てくるように何度も練習しておきましょう。
より詳しい情報を知りたいなら、こちらの記事もチェックしてみてください。
3．志望動機が曖昧である
志望動機は、自己PRと同じく面接の頻出質問です。ほかの企業でも使えるような曖昧な回答を述べると、志望度が低いと見なされる可能性があります。よって、その企業だからこそ回答できる志望動機を答えることが大切です。
4．質問に対する回答が浅い
ほかの応募者に差を付けるためにも、表面をなぞるだけの浅い回答は避けるべきです。たとえば、「弊社の長所は何だと思いますか」という質問に対して「社会に貢献していること」と答えるよりも、「フェアトレードを10年以上前から取り組み続けているなど、事業の社会貢献性が高いこと」と答えたほうが良い印象を与えられますよね。いくつかの質問を想定しておき、自分自身の意見を確立させておくといいでしょう。
5．マイナスな発言をする
面接では、ネガティブよりもポジティブな発言を意識しましょう。マイナスな考えをする学生より、前向きな姿勢を大事にする学生の方が魅力的ですよね。
「自分の短所は何ですか？」などマイナスなイメージの質問をされた際は、「短所は考えすぎてしまうところ→改善できるように、思考をシンプルにできるよう努力している」と改善策を述べるなど、ネガティブな回答のみで終わらないようにすることをおすすめします。
6．質問の意図を理解していない
質問の意図をくみ取れない回答をしてしまうと、「相手の話をよく聞いていない」「コミュニケーションを取る意欲がない」と思われる可能性があります。たとえば、専門的な用語を出された時などが例に挙げられるでしょう。もし質問の意図がわからなかった場合は、「つまり、〇〇ということでしょうか？」と確認したほうが安心です。
7．企業の過去の失敗について触れる
企業の改善点などの質問に答える際、過去に企業が起こした問題や不祥事などに触れることはやめておきましょう。なぜなら、企業側から悪い印象を持たれるリスクが高いからです。コミュニケーション能力が低いと判断される危険もあるため、印象の良くない出来事についてはなるべく話題に出さないほうがベターです。
8．相手の目を見ない
つい緊張してしまい、面接官の目を見ずに回答してしまう人もいるかもしれません。しかし、目をそらした状態で回答すると面接官が不自然さを感じることも。そのため、できる限り相手の目を見て発言するように心掛けましょう。最初のうちは相手の首元などを見るようにして、慣れたら少しずつ目を見て回答できるようにするといいですね。
9．エピソードが具体的でない
回答のエピソードに具体性がないと、企業側に強い印象を与えにくくなってしまいます。主張そのものの説得力も欠けてしまうため、エピソードの説明をする際は5W1Hを意識するなどして具体性を高めましょう。もし具体的なエピソードが思いつかない場合は、自分史やモチベーショングラフを作ってみるといいですよ。
10．逆質問をしない
企業側がおこなう「何か質問はありますか？」という質問を、逆質問といいます。ここで「質問は特にありません」と答えてしまうと、積極性のない学生だと思われる可能性が高いです。事前にいくつかの逆質問を考えておき、入社意欲の高さも合わせて伝えられるようにしましょう。
NG行動・態度を避けて面接の事前準備を始めよう
選考を突破して内定を獲得するために、面接の対策は必須です。前もって準備をしておけば大きな失敗を防ぐことは可能なので、今回紹介したようなNG行動・態度をしないように意識してみてください。そして、より好印象を与えられるような回答をすることで、理想の社会人になる未来が見えてきますよ。適切な知識を得て、今できることからトライしてみてくださいね。
