大学3年生の就活、なぜ今動くべきなのか?

「就活を絶対に成功させたい」

「ライバルたちに出遅れず、志望先から内定を獲得したい」

就活に向けて、そんな思いを持っている方は少なくありません。こういった目標を達成するためにも、大学3年生の今から動き出すことが大切です。

というのも、現在の就活は早期化が進んでおり、早めに行動することが就活成功の必須条件となっているからです。激しい競争に勝つためには、大学3年生からインターンシップに参加したり、早期選考を受けたりすることが求められます。

つまり「大学4年生になってから就活を始めればよい」と思っていると、志望する企業の選考に落ち続けてしまうかもしれないということです。就活が本格スタートするより前に最初の一歩を踏み出し、ほかの就活生に差をつけましょう。

1. 自己分析 ー 自分を知ることから始めよう

まず大学3年生のうちにやるべきことは、自己分析です。自己分析とは、自分自身の価値観や考え方を理解することを指します。この自己分析に取り組んでおくことで、自分に合った企業選びや面接での適切な受け答えができるようになるでしょう。

とはいっても、はじめての自己分析で完璧な答えが見つけられるわけではありません。まずは自己分析の入り口として、「自分の強みは何か、生きていくうえで自分は何を大事にしたいか」を自分の言葉で説明できるようにしてみましょう。過去の経験を思い出しながら、自分自身のスキルがどんな場で活躍したか、達成感を覚えたタイミングはいつか、について考えることから始めてみると良いですね。

こうして自己分析を進めていくことで、「どんな社会人になりたいか」が見えてくることでしょう。この時、職種や業種は関係ありません。何にやりがいを感じ、どんな役割を持つ社会人になりたいか考えることで、大学3年生の時点で自分がやるべきことを導くことができます。

2. 業界・企業研究 ー 情報収集のコツとポイント        

業界研究と企業研究も、なるべく早めに進めておくと良いでしょう。業界研究は、志望する業界全体の特徴や今後の展望などを整理して把握することです。企業研究はそこからさらにクローズアップし、志望する企業の業績や事業について深く調査することを指します。

業界研究を進めるコツは、「勢力図」「現在抱えている課題」「具体的な職種」など複数の視点から業界を見つめることです。こうすることで、その業界のイメージを正確につかみ、志望する業界選びの参考にすることができます。まずは「この業界は楽しそう」といった興味関心レベルでも良いので、データを集め始めてみましょう。

これに対して企業研究は、企業の特徴と自分自身を照らし合わせて考えることがポイントです。企業側が求める人物像をリサーチし、自分と合致するところが見つかれば、選考でどんなアピールをすればいいかが分かってくるでしょう。具体的には、公式サイトの社員インタビューや説明会での質問などを通して、人物像を調べることをおすすめします。

3. インターンシップ ー 実践的な経験を積む      

インターンシップとは、企業での体験を通して企業の特徴を理解したり、自己分析に役立てたりする制度やプログラムのことです。期間や内容にはさまざまな種類があるため、どんな種類を選ぶべきなのかは以下の表を参考にしてください。

 

インターンシップの概要についてはこちらの記事もおすすめです。

インターンシップに参加するとアピール力や対話力をはじめとした就活スキルが向上する上に、企業から良い印象を持ってもらうことで今後の選考に役立つ可能性もあります。

  • 企業が求める人物像とマッチした自分の特徴をアピールする
  • ほかの参加者とコミュニケーションをとる
  • 積極的に発言する

未来の内定獲得に結びつけるためにも、上記のポイントを意識しながらプログラムに参加してみましょう。

4. エントリーシート・履歴書の準備 ー 自分を効果的にアピールする方法

企業のインターンシップや選考に応募するためには、エントリーシートや履歴書を作成しなければなりません。書類における基本的な形式が整っていなければ企業からの印象が悪くなってしまうので、以下のポイントがクリアできているか確認しましょう。

  • 誤字脱字をしていないか
  • 質問事項に対して結論から述べているか
  • 氏名や経歴などのデータが間違っていないか
  • 企業が指定した構成や表記を守れているか

エントリーシートや履歴書に関する基礎情報は、以下のページを参考にご覧ください。

 

エントリーシートや履歴書では、志望動機や自己PRを記載することになります。ここでのポイントは、「アピールしたい自分の経験と企業の特徴に関連性を持たせること」です。

たとえば海外事業の発展を重視する企業なら、留学経験や国際ボランティアなどの経験をエピソードに盛り込むと良いでしょう。なお、ほかの就活生と内容が被らないように、なるべく独自性が高いエピソードを選ぶようにしてください。

志望動機や自己PRについてもっと情報が知りたいなら、こちらもあわせてお読みください。

5. 面接対策 ー 自信を持って臨むために

大学3年生のうちから面接対策に力を入れておくことで、志望企業からの内定が得やすくなるでしょう。ここでは、企業からよくたずねられる質問とその意図を紹介します。

よくたずねられる質問の代表格は、「学生時代に力を入れたことは何ですか」でしょう。企業側は就活生の特徴やスキルを知るためにこの質問を選んでいるので、企業の業務に関連するエピソードを伝えるようにしてください。

また、「自分の長所と短所を教えてください」もよくたずねられる質問の一つです。企業側は、この質問を通して就活生が自己分析を終わらせているかをチェックしているため、内容に一貫性のある回答を意識すると良いでしょう。

そして、面接で成功を収めるためには、本番で緊張しないように模擬面接を体験しておくことが大切です。そこで得たフィードバックや自分で撮影した面接練習の録画などを参考にして、自分の反省点を理解してください。

その後は、反省点を改善できるように練習を重ねていきます。面接に苦手意識がある人もいるかもしれませんが、本番前に練習を通して面接に慣れておけばきっと問題ありませんよ。

関連する情報は、こちらからチェックしてみてください。

まとめ ー 出遅れないためのアクションプラン   

大学3年生が就活で出遅れないようにするには、今回紹介した「自己分析」「業界・企業研究」「インターンシップ」「エントリーシート・履歴書の準備」「面接対策」といった5つの行動に取り組むことが大切です。まずは自己分析からスタートさせ、自分が今何をすべきなのか把握しましょう。

しかし、就活は「一度準備を終わらせれば終わり」というものではありません。日々得たものを次の準備に反映させながら、内定獲得を目指していくものです。焦らず地道に準備を進めていくことが重要なので、今できることから始めてみてくださいね。