スタートから内々定までの流れ<前編>に続き、エントリーシート提出から内々定までの流れを解説します。選考過程で大切にした心構えや知っておくと役立つポイントも併せてチェックしておきましょう。

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STEP5 エントリーシート提出

エントリーシートは、自分の第一印象を決める重要な提出物。多くの学生にとって、企業側とのファーストコンタクトになり、採用担当者に響く内容に仕上げることが、選考通過のカギとなります。提出する前に、キャリアセンターで添削を受けるほか、OB・OG訪問の際にアドバイスをお願いするなど、第三者のチェックが必要不可欠です。

企業側が注目しているのは、人とは違う特別な経験や長所よりも、物事に取り組む姿勢や価値観、考え方。等身大の自分自身と向き合い、どのように伝えるかをじっくり考えましょう。「この学生に会ってみたい!」と思ってもらえる内容に仕上げ、確実に面接へとコマを進めましょう!

STEP6 試験受験

企業によっては、選考過程に筆記試験を実施するケースもあります。言語や計算などの能力を問うテストや適性検査のほか、小論文や時事問題を問うテストなど、内容はさまざまです。SPI(Synthetic Personality Inventory)と呼ばれる筆記試験もそのひとつ。書店で手に入る問題集のほか、アプリを活用して試験対策を進めましょう。STEP4のエントリーシートも筆記試験の対策も、早い段階から準備をスタートしておくと安心です。

STEP7 面接

面接では、自社に合う人材かを見極めようとさまざまな質問を投げかけます。企業側が知りたいのは、主に、その学生の【能力・性格】と、これからどのようなことがしたいかという【志向】の二つ。<自己PR>や<学生時代に力を入れて取り組んだこと>は、学生の能力や性格を知るために、<志望動機>は志向を知るための質問です。面接官が質問を通して何を聞き出したいのかをしっかり理解し、正しく答えられることが、面接突破の基本。面接も練習が不可欠です。本番までに面接力を磨いて、本番当日を迎えましょう。

STEP8 最終面接・内々定

いよいよ最終面接。これまでの集大成と考え、自信を持って臨みましょう。数日後、内々定の連絡が入り、入社の意思を確認されます。その後、正式に採用通知を受け取り、入社承諾書を提出することで労働契約が成立し、内定となります。内々定が出る時期は、企業の選考スケジュールによって異なりますが、主に6月以降から順次、内定は経団連の指針に基づいて10月以降となります。

  

 

「就活=採用選考」と捉えがちですが、 インターンシップやOB・OG訪問といった就活生だからこそできる貴重な経験がいくつも待っています。“就職するため”だけに留まらない、それまでの人生の集大成と言えるような就職活動になるよう、応援しています!