「就活って、大変そう…」。そんな漠然とした不安は、この先に何が起こるかわからないからこそ感じるもの。相手を知れば怖くない!まずは、就活の流れを知って、これから何をするべきかを理解しましょう。
ただし、ここで紹介するのはあくまで一般的な流れです。実際のスケジュールや順序は、企業によって様々。毎年変わっていくことも予想されます。志望業界の動きや企業からの情報発信にアンテナを張りましょう。
3月1日の<就活解禁日>までの準備期間に
何をしておくか、が重要に。
STEP1 自己分析・業界研究
自分の能力がどのような環境や仕事で開花するか、どんな仕事にやりがいを持って取り組めるかを知るために、まずじっくり取り組みたいのが自己分析です。自己分析は、自分を理解することです。漠然と自分の特徴や価値観をイメージするのではなく、過去の経験を振り返りながら客観的に分析することで、自分の考えや大切にしたいことに気が付くことも。これが、自己PRや志望動機といったエントリーシートの準備にもつながります。
業界研究は、自分に合う業界を選ぶということが本題ですが、業界や企業に求められる人材像にも注目しておくとミスマッチを回避できます。目指す業界が見つかっていない場合は、あえて絞り込まず情報を収集するのが吉です。時間や手間は人一倍かかりますが、社会全体を知ることで視野がぐんと広がり、以降の選択にも自信がつきます。
STEP2 インターンシップ
インターンシップは、実際の業務を経験したり、ディスカッションやグループワークに取り組んだりと、企業によって内容は実にさまざまです。昨今は、正規の採用ルート以外にも、インターンシップに参加した学生に向けた選考ルートを進めている企業もあり、就活を有利に運ぶことができる実績になることも。この時期に希望の業界や企業に絞る必要はなく、複数社のインターンシップに参加する学生も多くいます。開催時期は、企業によって様々なため、積極的に情報収集を行って、参加募集の告知を見逃さないように注意しましょう。
STEP3 OB・OG訪問
OB・OG訪問は、企業のホームページや説明会では聞けないリアルな話を聞くことができるチャンスです。大学のキャリアセンターに相談して、卒業生の就職先や連絡先を聞いてアポイントを取ります。就職活動の悩みや本音に答えてくれるOB・OGは、かつての就活生。同じ経験をしてきたからこそ、ときに就活仲間以上に心強い存在になってくれます。例年3月以降は卒業生への訪問依頼が集中するため、それ以前につながりを作っておくのがベストです。
STEP4 会社説明会
3月1日の「就活解禁日」を迎えて、まず始まるのが会社説明会のプレエントリーです。主にオンラインでプレエントリーを行い、参加の申し込みを行います。現地開催のほか、オンライン開催の企業もあり、開催形式の確認が必要です。説明会が本格化する時期には、1日に複数社の説明会をはしごするケースも。詰め込みすぎて疲れてしまわないように、うまくスケジュール管理をしたいものです。
もうひとつ注意したいのは、就活解禁日は例外も多いことです。一部の企業は、前倒しのスケジュールで選考を進めていたり、中小企業の中には、大手企業の選考がひと段落した秋頃に本格的な選考に入るケースも。情報サイトや就活アプリなどを使って、目指す業界や企業の最新情報を取り逃さない工夫も必要です。