- 「どんな仕事がしたいの?」と問われると困る
- 自分の「したいこと」も「ほしいもの」も特にない
- どうすればやりたいことが見つかるのか分からない
「仕事がおもしろくなるなんて考えたことがない」
「あなたは仕事を選ぶ際、なにに重視したいですか?」と聞いたらこう答えた学生さんがいました。
「仕事がおもしろくなるなんて考えたことがない。
だから、『したいか、したくないか』で選んでも仕方ないと思っています」
なかなか衝撃的!
業界、職種、給料、プライベートとのバランス、やりがい、将来のビジョン、就活でなにを重視して仕事を選ぶかは人それぞれ自由です。
けれど、最初から「おもしろくなるはずがない」と考えて会社を探すのももったいない。
「やりたい仕事も、ほしいものも別にない」
「給料がそこそこもらえればいい」
「しんどすぎないくらいの仕事がしたい」
と欲を持たず、ある種の諦めにも似た考え方を抱く人たちは「さとり世代」とも呼ばれます。
若い世代の「さとり」がどこからやってくるかは、ここでは考察しませんが、一方で、「どんな仕事がしたいのか考えてこなかったから、やりたいことがはっきりしている人が羨ましい」という人もいます。
できることなら、自分が「やりたい」と思える仕事と出会えた方がいいですよね?諦めよりも期待を持って就活に臨みましょう。
「やりたい仕事」を見つけるには行動あるのみ
では、どうしたら「やりたい仕事」が見つかるのか。
身も蓋もないことを言いますが、まずは動くしかありません。
- まったく興味のなかった会社ものぞいてみてください。
- 「仕事がおもしろい!」と毎日働く人の話を聞いてください。
- 会社見学で終わるインターンシップに行って満足しないでください。
- 企業の話を聞くだけでなく、自分からあれこれ質問してください。
- 家で就活サイトを見ている時間があったら、外に出かけてください。
世界が広がらなければ、今以上の「こうしたい」は見つかりません。
メディアの情報や世間話から「こういうものでしょ」と思い描く世界はきっと狭すぎる。なにも知らない自分に気づきましょう。
知りたいことはパソコンやスマホで検索すればいいと考える人もいるでしょう。でも、仕事探しにおいてそれは間違いです。一社たりとも同じ会社がない中で、就活サイトをみてどんな会社か想像する力を磨くには、目で見て、疑問を抱き、現場の声を聞く経験を積むのが一番の近道。
「無駄」だと思ったときこそ分析してみる
会社を見て、あまりピンとこないこともあるでしょう。
「興味のない会社へ行ってもやっぱ無意味じゃん」と、この記事を書いた私を呪いたくなっていただいても結構です。
でも、実はそんな時はチャンス!!なんですよ。
なぜ、あなたは「無駄」だと思ったのでしょう?
理由を分析してみて欲しいんです。
魅力を感じない理由も、あなたにピッタリの仕事選びのヒントになるはず。会社と出会う機会を、あなた自身を見つめ直すチャンスにしてください。
「無駄」を「プラス」に変える発想ができたら、就活にもっとポジティブに臨めると思いますよ。
どんな会社や仕事と巡り会えるかは、各々の環境にも左右されます。思い描いた通りにいかないのは当たり前。けれど、諦めずに世界を広げれば、より良い選択肢を手に入れるチャンスは増えます。
「さとる」前に「動く」。就活の大原則のひとつかなと思います。
- さとり諦められるほど、あなたの見えている世界は広くない
- チャンスを広げるには、足を運び、見て、聞いて、泥臭く行動すべし!
- 「無駄」を「プラス」に変える分析でポジティブに