「就活って、そもそもいつから始まるの?」と疑問に思ったことはありませんか。「就活はまだ先」という大学1年生や2年生はもちろん、すでに就活をスタートしている人も、「正直なところよく分からなかった」という人が意外と多いもの。計画的にスタートするためにも、まずはチェックしておきたいポイントです。本記事では、就活のスタート時期について分かりやすく解説します。
これさえ分かっていれば大丈夫!
「就活をはじめる時期」と「就活がはじまる時期」
就活には<3つのスタート>がある!
「そろそろ就活のことを考えなくちゃ」と思った時、
<いつから>
<何を>
<どんなふうに>
始めたらいいんだろう?
という疑問が湧きますよね。つまり、最初に知りたいのは就職活動のスタート時期と、どんな流れで取り組んでいけばいいのかという2つのポイントです。スタート時期は、何のスタートを指しているかを理解していないと誤解しやすく、注意が必要。「自己分析はいつから?業界研究は?」「インターンシップは?」「エントリーは?」…それぞれに時期は異なりますが、まずは大きく分けて<3つのスタート>を理解していきましょう!
まず、第一のスタート。
業界研究や自己分析、キャリアセミナーへの参加など、自分の将来像や就活のビジョンを明確にするための準備期間のはじまりです。企業のインターンシップもこの時期に行われます。就活生は、様々な取り組みを通して自分の適性や能力を見極める期間とも言えます。また、試験や面接、ディスカッションといった採用選考に向けた対策も進めていきます。
次に、第二のスタート。
いわゆる「情報解禁日」といわれる、大学3年生の3月1日を指します。新卒採用を行う企業が採用に関する情報を一斉に解禁する日で、合同企業説明会や企業個別の説明会も続々とスタート。志望企業へのエントリーを行うのも、この時期。採用選考に向け、本格的な一歩がスタートすると考えてよいでしょう。
そして、第三のスタート。
大学4年生6月1日。いよいよ本選考が始まります。グループ面接、個人面接、社長面接など、選考の流れは企業によって異なりますが、早ければ6月中に内々定を出す企業もあります。
つまり、第二、第三のスタート日は、政府による就活ルールに基づいてあらかじめ決定されています。(※)「就活が始まる時期」と言う場合は、こちらを指しているケースが大半です。一方、第一のスタートをいつにするかは人それぞれ。「就活をはじめる時期」は全員が同じとは限りません。誤解しやすいので、注意しておきたいポイントです。
※選考スケジュールが異なる企業もあります。
第二のスタートまでの準備期間が、最重要!
選考のエントリー、つまり第二のスタートまでの準備期間には、やるべきことがたくさんあります。
・業界研究
・自己分析
・学内セミナー
・各種就活イベント
・エントリーシートの推敲(ガクチカ、自己PRほか)
・面接練習
・OB・OG訪問
・インターンシップ など
就活はまだ先という大学2年生や1年生でも、いまその最前線にいる先輩の動きに目を向けてみたり、チャンスがあれば話を聞いてみるのもよいものです。第二のスタートまでにどれだけ準備ができるかで、選考の結果が大きく左右されます。大切な自分の将来に関わることだからこそ、早い段階から関心を持って取り組みましょう。
<ぜひ取り組んでほしいこと>
文章を書くことが苦手なら…「エントリーシートの添削と推敲」
多くの大学でキャリアセンターの先生がエントリーシートの添削をしてくれます。どんな内容を書くべきかの相談にも応えてくださる心強い存在です。なかにはOB・OG訪問の際に見てもらったという就活生も。何度も書き直して、伝わるエントリーシートを完成させることで、自分の強みと自信につながります。
緊張しやすい、人前で話すのが苦手なら…「模擬面接」
面接練習は、している学生としていない学生の差が大きく表れます。質問内容は面接当日まで分かりませんが、志望動機や学生時代に力を入れていたこと、どのような仕事がしたいかなど、基本的な問いにはスムーズに答えられるようにしておきたいものです。上手くなるためには人に聞いてもらうことが大切。声の大きさや話し方、表情も実は大事なポイントです。
「就活をはじめる時期」は、自分が決める!
早めにスタートすれば、選考に向けて十分準備ができるでしょう。ただ、就活で忙しくなる前に学業にしっかり専念したいという選択をすることも、もちろん間違いではありません。短期間に集中して対策しよう、という選択もよいでしょう。大切なのは、周りに流されず自分の意思で決断すること。準備期間にしっかりと自信をつけて、第二、第三のスタートを迎えましょう!