企業にあなたという存在を最初にアピールできる「履歴書」。就活の第一関門であり、選考の進展を左右する重要な書類です。今回は、見本画像付きで履歴書の書き方のポイントを徹底解説。履歴書作成を控えた就活生は必見です!

氏名・住所・連絡先欄の書き方のポイント

まずは履歴書の左上、氏名・住所・連絡先欄の記入方法をチェックしていきましょう!欄に沿って必要事項を埋めるだけだと侮ると、意外なミスにつながることも。

写真は背筋を伸ばして撮る

履歴書に貼り付ける写真は、胸を張って背筋を伸ばし、ビシッと決まったものを使いましょう。より印象のよい写真を撮るなら、スピード写真機よりもスタジオでプロに撮ってもらうのがおすすめです。

携帯電話番号とメールアドレスは必ず記入する

連絡先欄には、必ず携帯電話番号とメールアドレス(PC・スマホ)を併記しましょう。採用担当者からすると、なかなか連絡がつかない人よりも、早く確実に連絡が取れる人の方が印象がよいもの。せっかくのチャンスを逃すことがないよう、連絡先は漏れなく記入してください。

印鑑はまっすぐに押す

印鑑は、まっすぐ確実に押しましょう。履歴書自体がきれいに書かれていても、印鑑が斜めだったり汚れていたりしては、採用は勝ち取れません。

押印でせっかく書いた履歴書を台無しにしてしまわないよう、最初に印鑑を押してから内容を記入するのがおすすめです。印鑑は、朱肉を使わないシャチハタなどは避け、最低でも三文判を使用しましょう。

学歴・職歴欄の書き方のポイント

まずは、1行目の中央に「学歴」と書き、2行目から自分の学歴を記入しましょう。学校名は略さず、正式名称で書くのが基本です。現在通っている学校については「卒業見込み」と記入してください。 学歴は原則として高校から記載すればOK。学歴を書き終えたら、次の行の右側に「以上」と書くのも忘れずに!

免許・資格欄の書き方のポイント

取得済みまたは取得予定のある免許・資格を正式名称で記入しましょう。所有資格をすべて羅列するわけではなく、4級以下など、誰でもすぐに取得できる資格やレベルが低い印象を与えてしまう資格は書かないのが一般的です。

ただし、珍しい資格は面接で話を膨らませるきっかけになるので、自信があれば書いておきましょう。また、1年以内に取得予定の資格があれば「令和◯年◯月取得見込み」と付け加えた上で記載できます。

自己PR・志望動機欄の書き方のポイント

自己PR・志望動機欄は、あなたらしさを最もアピールしやすい部分です。しっかりとポイントを押さえて、採用担当者の目に留まる履歴書に仕上げましょう!

自己PRは具体的に書く

自己PRは、具体的に書くのがポイントです。「明るい性格」「好奇心旺盛」といった抽象的な表現だけでは、あなたがどんな人間なのかなかなか伝わりません。性格を表す言葉とともに具体的なエピソードを付け加えることで、オリジナリティが出てきます。

また、担当者が読んだ時に「自分たちのビジネスにとってプラスになる人材だ」と感じる文章に仕上げることも大切です。内容がしっかりと伝わるよう、事前に構成を考えておくと良いですね。

志望動機では熱意や将来性をアピール

志望動機は、担当者が最も注目する部分。入社してから取り組みたい仕事や目標を具体的に書きましょう。前向きな姿勢や熱意が伝わるように書くことがポイントです。

この時、入社案内やホームページに書いてあるキャッチコピー・スローガンをそのまま引用するのは避けてください。記入欄は埋まっても、担当者に響かない内容になってしまいやすいためです。志望動機では、あなた自身の将来性をアピールするということを忘れずに。

クラブ・サークル活動

小学校・中学校・高校時代に遡っても大丈夫なので、空欄にせず内容を埋めましょう。クラブやサークルに入っていなかった場合は、何かに熱中して取り組んだエピソードを具体的に書くだけでも熱意が伝わります。

趣味・特技

面接で話題に取り上げられることもあるので、空欄にせず積極的に記載するのがポイント。担当者の興味を惹く趣味や珍しい特技があれば、話が弾むきっかけになりますよ!

得意科目・専攻科目

ただ事実を記載するだけでなく、目標としたことや学んだこと、経験したことを書きましょう。エピソードを添えて具体性を持たせることで、自己アピールにつながります。

本人希望記入欄

本人希望記入欄には、希望職種や勤務地、勤務時間、給与などを記入するのが一般的です。ただし、履歴書の段階で勤務時間や給与額といった要望を書きすぎると、担当者にマイナスイメージを与えてしまうことも。

企業の募集職種が複数ある場合は希望の職種を記入し、特に記載することがない場合は「貴社の規定に従います」と書いておくのが無難です。