経済ニュースや社会・業界の動向など、ビジネスに関連する情報は、社会人だけのものではありません。業界研究、筆記テスト対策、面接対策など、様々な場面で、その知識や意見を求められることもあるだけに、就活生にも不可欠。そこで、その場限りで終わらない、続けられる情報収集のコツをご紹介します。

面接で「最近気になったニュースは?」と質問されるケースも

普段からニュースやビジネス情報をチェックしていますか?就職活動をスタートするまでは、まったく見てないという人もいるかもしれません。選考の一環として行われる筆記テストで出題されたり、面接ではあるニュースに対して意見を求められたりすることもあり、後回しにはしておけない重要なポイント。企業は、この質問を通して、学生の価値観や社会問題への関心度、情報感度の高さなどを知ろうとしています。

業界研究や志望業種を決めかねている時にも、経済ニュースや企業情報が大いに役立ちます。就職活動の参考書は、それぞれの大枠を理解するものですが、最新の情報や今後の動向をリアルタイムで知ることができることこそ、ニュース記事の良さと言えます。

経済ニュースや社会・業界の動向は、
毎日見るほど分かるようになる!

最初は、難解な専門用語を理解することに苦戦することもあるかもしれませんが、継続して読むほど理解がスムーズに。ニュースをチェックすることが習慣になれば、社会人と同じレベルのビジネスリテラシーが身に付き、面接で意見を求められる場面やディスカッションでも臆することがなくなります。さらに積極的に発言ができれば最高ですよね。

知りたい業界、知りたいテーマを
明確にする。

見出し読みニュース記事をイチからすべてチェックするのは大変です。欲しい情報を効率よく獲得するために、チェックしておきたいテーマや興味のある業界のニュースに絞り込んで読むこともよいでしょう。

例)
・金融業界
・製造業
・政治
・外交
・社会問題
・環境問題、SDGs   など

習慣化でいち早く情報をキャッチする

効率よく情報を得るためには、毎日決まった時間にチェックする習慣化が理想です。すきま時間の有効活用にもニュースチェックは最適。最新の情報が得られるメディアを活かしましょう。

① どのメディアを選ぶか

A. 新聞
B. テレビ
C. ニュースサイト
D. 就活生向けの情報サイト
E. SNS

などが挙げられます。

気を付けたいのは、事実を客観的な視点で発信しているメディアかどうかを確認することです。発信する側の主観が中心となるメディアや、ネット上のまとめ記事のような二次情報は、あくまで参考として捉えるのがよいでしょう。

例えば新聞は、一般紙に限らず、経済新聞を選ぶのもおすすめ。企業の取り組みや経済の動向をより詳しく知ることができます。新聞の良さは、丁寧な取材に基づいた読み応えのある記事が多いこと。ニュースサイトや就活生向けの情報サイトは、新聞社や大手の就職活動支援サービスが運営しているものなど多岐にわたります。情報の信ぴょう性が高いかどうかは、運営元を確認するなど必ず確認しておきましょう。

② 時間を決めよう

A.通学時間
B.朝食を食べながら
C.夜寝る前に

10分程度の時間を確保できれば、その日の記事は十分チェックできるでしょう。毎日繰り返すうちに、ニュースの見方が身に付き、理解力も上がっているのが実感できるはず。さらに、就活や選考本番に活かすためには、インプットした情報をアウトプットするのがおすすめ。誰かに伝えたり、ノートにメモしたり、面接練習の答えにニュースを取り入れてみたり。自分の知識に変えていくアウトプット作業が、ニュースチェックの効果を高めます。

おすすめのニュースサイトはこれ!
中日新聞社「就活アカデミア」

ニュースには気づきや発見も多いもの。上手く情報を蓄積して、自分の自信と強みに変えていきましょう!

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