皆さんは、面接シチュエーションについて、どれだけイメージできていますか
・・・え?エントリーシート通過したら、初めて面接する…じゃないの???
・・・少し準備不足かもしれませんね!

知っておくべき面接シチュエーションについて、学んでいきましょう

そもそも「面接」とは何をすることか?確認しよう

エントリーシートは「文字」で皆さんの情報・考えを伝えるものであるのに対し、「面接」は、企業の担当者と直接「対面」し「言葉」で伝え合うものです。文字情報だけのエントリーシートと比較すると、「面接」は、圧倒的に情報量を増やして伝えることができるために、より皆さんを企業担当者に知ってもらえる大きなチャンスとなるものだと理解しましょう。

企業が行う「合否」を気にするあまり、質疑応答の「正解」探しにエネルギーをかけていませんか?少しもったいない時間の使い方です。「面接」は皆さんが、自分らしさと働く意欲を具体的に伝えることで、企業に適性を判断してもらう場です。

「面接」の様々なシチュエーションについて、それぞれの特徴を理解していきましょう。

個別面接
企業の方の出席は1名。学生と1対1でやり取りをします。採用面接で最も多く行われているシチュエーションです。学生の皆さんにとっては、じっくりと自分のことを話すことができるのですが、企業にとっては最も時間がかかるために、人数がある程度絞られた状況で行われることが多いようです。
一方で、社長自ら初回面接から最後まで1対1で行う企業もあります。あえて時間をしっかりかけることで、見極めようとしているのかもしれませんね。
企業にとっては、時間というコストをかけて行う面接です。それに見合った準備が必要となってきます。

集団面接
企業の方も複数名、学生側も複数名でのやり取りです。一つの質問を複数名それぞれ指名して答える場合と、それぞれ異なる質問を次々と指名して行う場合があります。学生一人当たりが答えられる時間は短く、3分で答えるよう指示されることもあります。
学生側の人数にもよりますが、自分が答える時間より圧倒的に聴いている時間のほうが長く、急な質問に答える「瞬発力」が必要となります。

グループディスカッション
企業の方が複数名で様子を観察している中、課題について複数グループで討議し発表したり、結果を競い合ったりします。グループ討議の中で、司会者・書記・タイムキーパー等の役割が決められることもあり、グループの中でどのように行動しているかを観察し、評価します。ただ声が大きく主張する力が強いだけではなく、チームで課題に取り組む姿勢が評価ポイントとなります。

最近は、オンラインを通じた面接が増えてきましたね。非言語情報がやや伝わりづらく、一度に1人しか話せない特徴を押さえておく必要はありますが、面接の基本は同じです。
自分を知ってもらうチャンスである「面接」の特徴を踏まえ、対策を練っていきましょう。