インターンシップの選考や本選考では、通常の面接だけでなく、グループディスカッションが行われることがあります。ただ、通常の面接とは違って他の学生とコミュニケーションを取る必要があるため、苦手と感じている人も多いでしょう。

そこで、今回はグループディスカッションの対策方法を解説します。勝ち抜くコツ・注意点・練習方法などを詳しく解説するので、グループディスカッションで失敗したくない就活生は、ぜひ最後までご覧ください。

グループディスカッションの流れ

まずは、グループディスカッションの流れを押さえておきましょう。

担当者から説明を受ける

まずは、担当者からチーム分けやテーマなど、グループディスカッションについての説明があります。注意事項やルールなどの重要な説明があるので、手帳や配布資料にメモをして、忘れないようにしておきましょう。説明が終わった後は、席を移動してチームごとに分かれ、グループディスカッションが始ります。席についてから開始まで時間があることもあるので、会場の雰囲気を見ながらチームメンバーと会話をするか、静かにするかを判断しましょう。

自己紹介をする

グループディスカッションが始まったら、1人ずつ自己紹介をします。名札がある場合は目をみて自己紹介を聞いていればよいですが、名札がない場合は名前をメモしておきましょう。自己紹介の方法が提示されている場合は指示に従う必要がありますが、指示がない場合は名前・大学名・挨拶くらいの簡単な自己紹介にしましょう。

役割分担を決める

簡単に自己紹介をしたら、役割分担を決めましょう。グループディスカッションではスムーズに議論を進めるために、司会・書記・タイムキーパー・発表者という、4つの役割に分けられることが一般的です。

司会

司会は議論を進めていく役割で、発言が少ない学生に話を振ったり、論点から外れないように議論を調整したりする必要があります。もっとも目立つ役割なので緊張しますが、メンバー全員への気配りができれば、担当者から高く評価してもらえるでしょう。

書記

書記は、発表に備えてそれぞれの意見や重要なポイント、結論に至った経緯をメモする役割です。最終的にはメモを見ながら発表内容を決めるため、要点を分かりやすくまとめることや、誰でも理解できるきれいな字でメモすることが重要になります。

タイムキーパー

タイムキーパーは、時間配分通りに議論を進められるように、時計をチェックしておく役割です。時間内に結論が出せないとグダグダの発表になってしまうため、議論の途中でも勇気を出して「あと1分で結論を出しましょう」と声をかけることが重要になります。

発表者

発表者は、議論でまとまった結論を発表する役割です。論理的に結論を伝えるのはもちろん、声の声の大きさやプレゼンテーション能力が求められます。

基本的には立候補で役割を決めていきますが、企業によっては役割を決めずにグループディスカッションをするように指示されることもあるので、担当者の説明をよく聞いておきましょう。

時間配分を決める

役割分担を決めたら、時間内に結論を出せるように時間配分を決めましょう。司会の学生が中心になって、意見を出し合う時間や意見をまとめる時間、発表練習の時間の配分を決めていきます。ただ、予定の時間通りに進まないことが多いので、終了時間前に終わるように余裕を持って時間配分しておくのがおすすめです。

議論をする

時間配分を決めたら、議論を開始しましょう。いきなり議論を開始する人もいますが、自分の意見が固まってない状態で議論をしてもよい意見が出ません。そのため、まずは個人で意見を考える時間を取るのがおすすめです。

結論を出す

時間になったら、議論をもとに1つの結論を出しましょう。議論の中で1つの意見に収束していれば問題ありませんが、議論が白熱して意見がまとまらないことも多々あります。その際は、できるだけ全員が納得できるような結論を出せるように、司会中心に話し合って1つの結論を出しましょう。

発表する

グループディスカッションが終了したら、全体発表を行います。代表者がその場に立って発表することもあれば、チーム全員で壇上に上がって発表することもあります。もちろん、発表する際に大きな声で簡潔に発表することが大切ですが、聞く態度や質問の有無なども見られているので注意しておきましょう。

グループディスカッションを勝ち抜くコツ

グループディスカッションを勝ち抜くためには、以下のポイントを抑えておく必要があります。

評価されるポイントを知る

グループディスカッションでは、会社で活躍できるか、一緒に仕事したいかと判断されます。そのため、会社で活躍できる人の特徴である「積極性」「論理性」「リーダーシップ」や、チームで働くうえで必要な「協調性」「コミュニケーション能力」「周囲への気配り」などが評価されるポイントになります。もちろん、議論の内容や結論も重要ですが、それ以上に取り組み方や態度を見られていると覚えておきましょう。

落とされる原因を知る

グループディスカッションでは、協調性や積極性、コミュニケーション能力などが判断されます。そのため、議論で全く発言しなかったり、他の学生の意見を否定したりすると、よい評価を得られません。また、1人の担当者が付きっきりで議論を見ている場合は、的確な意見を言っているか、話の腰を折っていないかなども重要なポイントになります。

時間配分を厳守する

グループディスカッションでは、よい結論を出すこと以上に、時間内に結論を出すことが重要になります。そのため、必ず時間配分通りにディスカッションを進めて、スムーズに発表できるようにしましょう。議論が盛り上がったとしても、結論が固まっていない状態で発表をするとグダグダになってしまい、高評価を得られません。タイムキーパーが時間配分するのが基本ですが、他の役割になったときも時間配分通りに進んでいるかを確認しておきましょう。

グループディスカッションの注意点

以下は就活生がやりがちなよくあるミスなので、注意しておきましょう。

意見を主張しすぎない

自分の意見を主張することは重要ですが、自分の意見を押し通すことはやめましょう。

もし、その意見が正しかったとしても、意見を押し通している学生は協調性がないという評価を受ける可能性が高いです。もちろん、発言をしないと積極性がないと判断されてしまうため、周りの反応や議論の進捗をみながら意見をいうタイミングを見極める必要があります。

意見を主張しすぎる人や発言していない人がいる場合は、他の人に話をふって、チーム全員が発言できる雰囲気にしていきましょう。

他人を批判しない

グループディスカッションは、名前の通り「議論」です。誰の主張が正しいかを決める「討論」とは違い、議論ではお互いの意見を尊重しながら結論を出す必要があります。そのため、自分と違う意見を持っている人がいても、否定や批判をするのはやめましょう。論理的な考えを持つことは重要ですが、グループディスカッションでは結論の優劣よりも、議論中の協調性やコミュニケーション能力の方が見られています。

もし、周りの学生と意見が異なっていても、なるべく全員が納得できる結論を出せるように考えてみましょう。

姿勢や態度に気を付ける

担当者はグループディスカッションの内容はもちろん、学生の姿勢や態度もチェックしています。例えば、足を組んで座っていたり、他人の話を聞きながら髪をいじっていたりすると、いくらよい意見を言っても悪い印象を与えてしまいます。待ち時間や休憩中など、グループディスカッション中以外でも姿勢や態度がチェックされているので、気を抜かないように注意しましょう。

グループディスカッションが上手くいかないときの対処法

グループディスカッションが上手くいかないときは、以下の対処法を試してみてください。

前提に立ちかえる

グループディスカッションが白熱すると議論がまとまらず、時間内に結論が出ないことがあります。

時間内に結論を出して発表できないとチーム全体の評価が下がってしまうため、議論が収束しないときは、前提に立ちかえるようにしましょう。テーマや前提、定義などをもう一度確認することで、意見がまとまりやすくなります。司会者の場合はもちろん、他の役割でも議論がまとまらないときは、前提を確認するように呼びかけてみましょう。

紙に書き出す

グループディスカッションのときは、紙に書き出しながら考えるのがおすすめです。

頭で考えるよりも思考が整理できるうえに、紙に書き出すことで論理が飛躍してないかを確認できます。付箋や模造紙が用意されている場合は問題ありませんが、用意されていないときは配布資料や手帳にメモするのがよいでしょう。

仮説を立てる

テーマによっては、事前の知識がないと意見を出すのが難しいことがあります。もし、知識がなくて自分の意見が固まらないときは、仮説を立ててみましょう。仮説を立てると、知識がないテーマについても考えやすくなります。担当者は事前の知識よりも、意見を出すに至った理由や考え方を見ているので、知識がないテーマが出ても焦らずに考えてみてください。

グループディスカッションの練習方法

グループディスカッションがうまくいくか不安な就活生は、以下の方法で練習してみましょう。

動画を見てイメージトレーニングをする

まずは、YouTubeや就活サイトにアップされているグループディスカッションの動画を見てみましょう。動画を見ると、雰囲気・流れ・立ち回り方がよくわかるので、本番で焦ることがなくなります。客観的な視点でグループディスカッションをみると、どんな立ち回り方だと印象がいいかわかるので、何度も繰り返し見るのがおすすめです。

同期や就活仲間と練習をする

動画をみてイメージが掴めたら、大学やサークルの同期、就活で知り合った他大学の就活仲間と練習をしてみましょう。グループディスカッションを行うためには最低3人いる必要があるため、担当者役を含めた4人以上で練習をしてみてください。本番と同じように担当者役がテーマを出して、設定した時間内に結論を出して発表するところまで、通しでやってみましょう。また、担当者役が客観的に見てみて、誰の印象がよかったかを伝えると、自分では気づかないポイントも知れるので練習の効果が高まります。

インターンシップに参加する

まだ本選考が始まっていないなら、インターンシップに参加するのがおすすめです。

インターンシップでグループワークを行う企業が多いため、グループディスカッションのよい練習になるでしょう。就活本番のグループディスカッションよりも、長時間の議論を行うこともあるため、インターンシップに参加しておくと本番で焦ることがなくなります。企業によっては人事からの総評がもらえることもあるので、これから就活をする学生は積極的にインターンシップに参加してみてください。

練習におすすめのグループディスカッションテーマ例

グループディスカッションでは以下のようなテーマが出されるため、練習の際の参考にしてみましょう。

抽象型|理想の上司に欠かせない条件とは

個人によって意見が異なる抽象的な内容は、グループディスカッションでは定番のテーマです。個人の価値観によって意見が異なるため、他の学生の意見を尊重しながら1つの結論に持っていくのが難しいと感じる人も多いでしょう。意見がたくさん出てまとまらないこともあるため、時間配分をもとに確実に1つの結論を出すことに気をつけましょう。

自由討論型|AIによって生活・仕事がどう変わるか

答えがないテーマについて語り合う自由討論型では、価値観や考え方を言語化する力が求められます。テーマが与えられずに「自由にテーマを考えて議論をしてください」と言われることもあるため、初心者には難しいかもしれません。AIやDXなどの最新ニュースに関するテーマが出されることが多いので、就活中は毎日ニュースをチェックしておきましょう。

課題解決型|自社商品を売り込む方法を考えよ

業務に関する問題の解決法を導き出す、課題解決型のテーマもあります。選考をしている企業の商品や取り組みに関するテーマを出されることが多いため、その企業の知識があると意見が出しやすくなります。そのため、事前に会社のホームページや決算資料を見て、注力している業務や会社の課題を考えておくのがおすすめです。

まとめ

この記事では、グループディスカッションの対策方法を紹介しました。

グループディスカッションで意識すべきことは多いですが、自分らしさを忘れてしまっては、担当者にあなたのよさを伝えることはできません。慣れてくると、勝ち抜くポイントを押さえながら自分らしさも出せるようになるので、就活生は早めに練習をしておきましょう。

もし、愛知・岐阜・三重で地元就職したいなら、名大社の就活イベントに参加するのがおすすめです。就活イベントでは企業の担当者や就活生と話す機会が多いため、グループディスカッションの練習になります。

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